就活生の中で広まる問題「オワハラ」が急増

外資や中小など非加盟企業はすでに採用を本格化させ、８月以降大手へ内定者が流れることを恐れ、過度な“囲い込み”を行うなどのケースが相次いでいる。

文科省は、国公私立の大学・短大計８２校（学生３９３４人）に調査。その結果、３月１日～６月末に「オワハラ」について学生から相談を受けた学校は６８・３％に上り、昨年度（４５・１％）から急増した。

とりわけ目立つのは、採用担当者の前で内定者が携帯電話で他社の内定辞退を強いられるケースだ。電話番号が分からないと抵抗しても、担当者が「私たちが知っている」と、主要企業の電話番号を一覧表にした分厚いリストを手渡された学生もいたという。

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