人食いバクテリア患者300人を超える
東京都感染症情報センターはこのほど、8月31~9月6日の期間中の感染症情報を公開した。
今年の36週(8月31~9月6日)の期間中において、東京都で新たに「人食いバクテリア」とも呼ばれる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者が1人(60代)確認された。
通常はレンサ球菌に感染しても症状が出現しないことも多いが、まれに普通ならば細菌が存在しない血液や筋肉、肺などの組織にレンサ球菌が侵入し、急激に症状が進行する重篤な疾患になるとのこと。
初期症状としては、発熱や悪寒などの風邪に似たような症状や、手足の痛み・腫れなどが見られる。発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的で、筋肉周辺組織が死滅するケースもあることが、「人食いバクテリア」と呼ばれるゆえんとされている。場合によっては血圧低下や多臓器不全からショック状態に陥り、発病後数十時間で死に至ることも少なくないという。
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全国で感染者が増加 「人食いバクテリア」患者が300人超える - ライブドアニュース