イスラム国の遺体画像を授業で子供たちに見せることについて
17日放送の「ビートたけしのTVタックル」にてイスラム国の遺体画像を授業で子供たちに見せることについてアリかナシか議論が行われた。
反対派の意見
「遺体画像から戦争の悲惨さは伝わらない」
「画像を見せなくても伝えるのが教師の技ではないのか」
「子供の心にダメージを与えてしまう」
肯定派の意見
「授業で使うには十分な配慮が必要」としながらも「早い段階で残酷な死を見せるべき」
「全くリスクのない授業しかできなくなる」
「あのレベルの残酷画像ならトラウマにならない」
「PTSDになればケアできる」
以下、私見
私は反対派かな。
私が小学生の時は「はだしのゲン」が図書室にあったのですがあれでかなりきつかったです。
友人の中には平気で読んでるような人もいましたが大半は無理でした。
そんな中で衝撃画像なんて見てしまったらもう不登校でしょうね、いや冗談ではなく。
30を手前にした今でさえ見ることはできません。
準備さえできていれば
まあ私の件はさておき、反対意見についてもう少し書くと
「しっかりとした準備さえできていれば見せるのもありかもしれませんが実際には難しいでしょうから反対」
とします。
しっかりとした準備とは主に
「心のケア」です。
こういった画像を見せる以上生徒の大半が大変なショックを受けるでしょう。
中には気絶しちゃう子だっているかもしれませんし、授業から5年10年経過していきなりショックが蘇るかもしれません。
そんな中でどこまで見せる前に「心のケア」の準備ができているかってことです。
50分授業の中で完結ではなくその後まで責任をもてるのか。
今回問題になっている授業ですが1月23日に後藤氏が殺害されて、授業を行ったのが2月5日と期間が大変短いです。
なんかすごい画像みつけてはしゃいじゃったんじゃねえの?
ってのが素直な感想です。
準備・・・はできてないでしょうね。
選択の自由はあったのか
授業で画像を公開した教師の中には「見なくてもよい」とした上で見せた方もいたという。
これ私思うのですが、学生の選択権ってあってないようなものだと思うのです。
「大勢に流される」
これが所謂日本人の性質ではないでしょうか、みんなと違うと不安になるとかいじめられるとか。
小学生ならなおさらか。
これ結構多いと思うのです。
それで選択してもらったといっても無理があるでしょうね
中には意見の言えない子もいるでしょうし。
子供に対するスタンスは?
授業で見せることについては反対としても、じゃあ大人として子供と接する場合、どういうスタンスでいるべきなのか。
個人的には番組中のミッツマングローブさんのスタンスがいいなと思いました。
彼女(?)は授業で見せることについて肯定派の席にいましたが、自分のいとこと話をする場合
・興味があれば概要を言葉で軽く説明し、それでも見たいようであればで、嫌ならそのときは見せるべきではない。
多分こんな感じでした。
また、授業でバッと見せることについては反対のようでした。
段階踏んでって感じですかね。
まとめ
教師として必要だと感じたから行った授業だったのかもしれませんが、やはり短絡的と言わざるを得ないと思います。
世の中のそういった事象は伝えるべきことなのかもしれませんが準備ができていない以上はやるべきではないでしょうね。
というか今そういった話を行う授業ってないんですかね、社会の授業でも習うでしょうし修学旅行で広島の原爆ドームに行ったりとか学ぶ機会はたくさんあるかと思います。
メディアでさえ気を使う事象ですしこういった問題は控えてもらえればと思います。